映画”クジラの島の少女”はマオリ族の世界を窺い知ることができる、感動的な映画です!!

この映画もイタリアとは全く関係ありませんが、最近見た中で是非お奨めしたい映画です。場所は、ニュージーランドのマオリ族の村。主人公はマオリの少女!2003年製作のニュージーランド映画です。監督はニキ・カーロ。海外の映画祭で3回受賞しています。原作名はWhale Rider(クジラに乗る人)です。そこには、わたしが全く知らなかった世界がありました。

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クジラに乗って英雄がやってきたという伝説のあるマオリ族の村。もう、マオリの人々の生活はすっかり欧米化してしまって、村には伝統的な建物の集会所や神事に使うカヌーは残っていても、人々は伝統を忘れそうになっていました。その村の長は、自分の後継ぎを早く決めたいと思っていましたが、彼の長男はそういう親の期待を重荷に感じて、一人娘のパイキアを両親に任せて、外国暮らし。孫に後継ぎになれる男の子がどうしても欲しかった、祖父の村長はパイキアを愛してはいるのですが、どうしても女の子であることに不満足でした。

パイキアは本当に優秀な子で、やる気も満々。村の男の子達より、なにをやってもずっとよくできるのですが、村長の祖父はパイキアには、マオリ族の伝統として残しておきたい、棒を使った戦いの方法や祖先や神様と話すための大事な歌を教えてはくれません。

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けなげに一生懸命やるパイキアですが、いつもおじいさんに叱られ、しょげる彼女。本当に可哀想になります。あるとき、パイキアが海岸で歌った歌のせいかどうかわかりませんが、クジラが数頭海岸に打ち上げられます。村人は総出で水をかけたりして、助けようとしますが、どうしてもうまくいきません。村人が去った後、パイキアは一番リーダー格のクジラと鼻をくっつけて、話しかけ、その背に跨ると、奇跡が!!

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以前ニュージーランド人の友達がいたのですが、その人は白人で、全くマオリ族の話はしなかったし、わたしは一度もニュージーランドに行ったことがなかったので、オーストラリアと同じような所、そして羊が人間の何倍もいる所ぐらいに思っていました。でも、ニュージーランドはマオリ族の文化が色濃く残っているところなんですね。

映画に出てくるマオリ族の踊りや歌、そして鼻をくっつけあう挨拶の仕方が興味深いし、踊りや戦いで舌を出したり、目を剥くことの意味についても触れています。本当に世界には色々な人々がいて、色々な文化があるのだなァとつくづく思いました。

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お祖父さんがあまりに頑固なので、長年連れ添ったお祖母さんまで離婚するだの言ったりしますが、お祖父さんは本当に消えつつあるマオリ族の文化を守りたい、守ることが自分の使命だと思っているのです。それが、パイキアを傷つけることになりましたが、最後には男も女も関係なく、みんなで村のカヌーを漕いで大海原へ出て行きます。明るい未来を思わせるラストでした。

とっても心温まる、そしてわたし達にとっても、”目からウロコ”の映画でもありました。お奨めします。




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