イタリアの少子化問題は日本より深刻?!このままいくとイタリア人のいない移民の国になるかも?!

30年くらい前は、イタリアというと、映画ゴッド・ファーザーに出てくるような、日曜日の食卓を囲む大家族のイメージが強かったのですが、いまではすっかり変わってしまいました。実は、日本よりも少子化の問題が深刻なのです。

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実際にミラノにいるイタリア人の友人たち10人くらいを考えてみても、中には3人一人息子がいます。それも、3人とも40代、50代なのに、結婚暦もなく独身、子供もいません。両親はもうすでに亡くなっている人、父親はとっくに亡くなり、母親の介護を今やっている人もいます。一人っ子ですから、親の全財産は一人っ子の彼が相続しますが、介護も一人でやらなくてはならないため、大変です。

このままでは、人口は減るばかり。どうして、こんなに一人っ子が多いのかというと、日本もそうですが、高い教育費、育児を支援する社会的システムの不足、それに雇用状況の悪化などが原因です。女性が子供を育てながら仕事を続けるのが大変だから、子供を持つ年齢も高くなるし、当然一人になります。特に若い層の失業率が高いので、当然結婚はできないし、結婚しても、子供を持つ余裕もありません。

日本の現政権は、子供手当てばかりを一番大切な政策のように、借金をしまくって、政治家の時間とエネルギーも費やして進めていますが、その前に雇用環境の安定を図るべきではないでしょうか?安定した職業と収入がなければ結婚もできないし、子供も安心して産めません!

イタリアでも政治が機能していないので、雇用環境も社会システムも悪く、子供を安心して産んで育てられません。それに社会も保守的で、日本にも似ていますが、子育てや家事が女性のみに圧し掛かってくるような社会です。ヨーロッパの他の国、特にフランスでは、法律的に結婚していなくても、事実婚のカップルに対して、差別なく育児手当や支援を与えています。でもイタリアでは、まだそこまでいきません。

イタリア人が結婚をしたがらない理由は、離婚がとても大変なのと、離婚後の妻や子供たちに対する養育費の負担が大変だからです。イタリア人は生まれたときに、カトリックの洗礼を受けるので、全員カトリック教徒ですが、市役所での結婚式のほかに、教会での結婚式をやる人たちは、毎年減りつつあります。

イタリアでは増加し続ける移民が問題になっていますが、イタリア人自身が結婚をせず、子供を作りたがらないのですから、将来は移民ばかりの国になってしまうかもしれません。そうならないで欲しいですね。


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この記事へのコメント

衣夢
2011年02月13日 23:35
なるほどです。でも、「離婚がとても大変」というのは、どういうことでしょうか?
2011年02月14日 20:28
衣夢さま、コメント(ご質問)ありがとうございます。まず、教会で行うカトリックの結婚に関しては、離婚はまだ認められていません。市役所で行う法律上の結婚に関しても、まず法廷に離婚を訴えてから(当然弁護士を使って)3年間の別居が必要です。最近は多少楽になったとはきいていますが、日本ほど簡単ではありません。それに、妻がきちんとした仕事を持っていない場合には、再婚するまで、別れた夫が養いつづけなくてはなりません。当然養育費もあります。だから、時間的、経済的にも大変なのです。
子供手当て信者工作員
2011年02月15日 08:42
子供手当ては良い政策ですよ。
 そりゃ雇用の安定は重要ですよ。しかし、行政が「雇用を安定させろ」と命令したからといって、実際にそうなるわけではありません。
 雇用の安定のためには景気を回復させるしかありません。消費を拡大させるために、子育て世帯を支援するというのは、少子化対策にもなって一石二鳥の良い案だと思うのですがどうでしょう。
2011年02月15日 14:44
子供手当て信者工作員さま、たしかに雇用の安定は簡単ではありません。でも、月1,2万円の手当てをもらえるからといって、子供を作ろうと思う人はいるでしょうか?それに、もらったお金が全部消費されるとも限りません。わたしは政治はよく分かりません。このブログの趣旨も政治ではないので。でもちょっと政治について勝手なことを書いてしまいましたね。またコメントお待ちしています。
衣夢
2011年02月19日 21:56
離婚が認められてないんですか。なんだか、すごく複雑ですね。。

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