イタリアで新政権が発足!ベルルスコーニ元首相はなぜ辞任したのか?

みなさま、お久しぶりです。"イタリア大好き"のブログなのに、原発関連のニュースばかりを書くのはどうかと思い、ついTwitterに集中し、ブログが開店休業状態になっておりました。が、今イタリアで大きな変化が起きてきます。長年続いたベルルスコーニ首相の政権がついに幕を閉じて、新しい時代が始まりました。

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ベルルスコーニは1994年5月に初めて首相になって以来、2011年11月の昨日(12日)まで2回他の政党に負けた期間もありましたが、長期に亘って首相の座にいました。わたしが1年間ミラノに滞在して語学学校に通ったときも、授業でベルルスコーニがテーマに取り上げられたことが、2,3回はありました。それほど、ベルルスコーニは常に人々の関心のまと、超有名人だったのです。

まず何といっても、すごいお金持ちでイタリアで一番ではありませんが(1番は、パンに塗るあの甘くて美味しいヌテッラの会社の社長です。)、大きな建設会社とテレビ局を3つ、その他もいろいろな会社を経営している成功したビジネスマンです。

若い頃はただの芸人のような仕事をしていたのが、ある時期一気にお金持ちになったので、マフィアとの秘密の取引で大もうけしたに違いないと皆思っています。彼の家族と密接に関係があった人物が以前マフィアがらみで逮捕されたり、彼も関係がありそうです。

常に浮気だの、未成年者との売春行為だの、女性関連のゴシップのネタが尽きない人で、国際会議などに行くと、ちゃらちゃらした言動や失言をしては、イタリアの恥だとイタリア国民をがっかりさせていました。でも、3回も首相に返り咲き、どうして彼がこんなにも支持されているのか、不思議に思われたものです。一つには、強力な対抗する候補がいなかったということになりますが、お金持ちや年配の女性たちの間には根強い人気があったようです。

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その彼が今回辞職しました。皆様もご存知のように、ギリシアの経済危機に続き、イタリアでも国債の価値が暴落して、危ないと言われていました。議会で政府の信任を問う採決が行われ、ベルルスコーニの政権は、必要な過半数を取ることができませんでした。経済を立て直すための法案を可決させるためには、ベルルスコーニに辞めてもらうしかないと、大統領のナポレターノが判断し、ベルルスコーニに打診しました。そして、彼もついに受けることにしたのです。

彼が、この法案が可決されたら辞任すると言うや否や、すぐさま法案は可決され、彼の辞任が決定的になりました。昨日、大統領府では大統領ナポレターノが各政党の代表との個別面談をして、ベルルスコーニの後に上院議員で経済に強いマリオ・モンティが首相になることが合意されました。

イタリアには首相と大統領の両方がいます。政治のリーダーシップを取るのは首相ですが、任期7年の大統領(Capo dello Stato,国家の長とも言う。)が、首相の任命権を持つのです。何か重大なことがあると、大統領も意見を述べています。ベルルスコーニは人間としては、面白いおっちゃんです。冗談が好きで、とくにシモネタが得意で、歌もうまく、楽しい人です。でも、首相としては、品行があまりにも悪いので、支持を失ったのでしょう。

新しい首相の下で、イタリア人が一番期待するのは、経済の活性化です。失業率も高いし、給料も日本の半分くらいで、みな生活が苦しいのです。もともと家屋を持っている人はいいですが、家賃を払うと給料だけでは暮らすのが大変です。昨日、ベルルスコーニの退陣を祝っているイタリア人の映像をテレビで見ました。こんなにも、彼が嫌われていたとは、ちょっと驚きです。まあ、新しい政権に期待しましょう!


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