フラメンコと闘牛はスペイン観光の目玉であったが、実際はどうなのか?スペイン闘牛事情!

スペイン南部の街たとえばセヴィリアやコルドバに行くと、フラメンコは生活の一部とも言える。街の半径50メートル以内にフラメンコの学校が2つ、3つは必ずあるような感じだし、セヴィリアの歴史的地区の中心サンタクルスを歩けば、観光客相手のタブラオがひしめき合っている。が、それに比べて闘牛はどうなのだろう?昔はどの街にも闘牛場があり、春から秋にかけて、ほとんど毎週のように闘牛が開催されていたようなのだが、今は明らかに開催回数が激減している。

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その理由は、牛を見物人の楽しみのために殺すという闘牛が動物愛護の点から非難を受けたからだと思われる。イタリア人なら全員サッカーが好きというわけではないし、スペイン人でも1回も闘牛を見たことのない人も大勢いる。わたしがその昔、初めてスペインに行ったときに知り合った男性が、闘牛は嫌いだと言っていた。わたしももう4回スペインに行ったが、まだ一度も闘牛を見ていない。

今現在闘牛は春(4月)にシーズンが始まり、10月の終わりに最終興行が行われる。わたしが今年の初めに1ヵ月半、夏に1ヶ月滞在したセヴィリアには美しい闘牛場がある。シーズン以外でも闘牛場を見学できる。たしか6ユーロで、まず闘牛博物館を案内してもらい、その後闘牛場内部、最後に闘牛場の建物の一部にある教会に案内してもらえる。時間にして1時間半ほど。観光として十分楽しめるガイド付きツアーである。

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セヴィリアの闘牛場には12,500人の観客が入れる。円形の美しい闘牛場は中央の砂場のアレーナの半分が影に入るほぼ夕方5時くらいから開催される。観客席は12の区画に分けられ、日が当たる席か、影かで値段が何倍か異なる。夏のスペインの太陽の強さを知っている人なら、その理由に納得がいくはずである。

大抵3人の闘牛士が出てきて、6匹の牛と次々戦う。が、華麗なケープ捌きで観客を沸かせる闘牛士だけでなく、闘牛士を助ける役の人物が何人も出てくる。闘牛は芸術とも言われるし、儀式でもあるし、守らなくてはならない決まりが沢山ある。昔は貧しい家の息子が有名な闘牛士になることを夢見たものだが、今で言うと、サッカー選手のようなものだろう。現在も闘牛士になるための専門学校がセヴィリアにはある。

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牛をすぐ殺さないで、まず騎馬の闘牛士が牛の方に何本か槍や銛を打ち込み、牛の体力を弱め、かつ牛の闘争心を引き出し、そして本物の闘牛士が美しいフォームで、とどめの一刺しを行う、真実の瞬間が来る。それが決まれば、観客が喜び、闘牛士は褒美として、牛の耳や尻尾の一部をもらうらしい。

わたしがセヴィリアからミラノへ移動した10月の終わりに今年最後の興行があった。私の知り合いの外国人たちが試しに見に行くと言っていた。彼女たちも、血を見たくはなかったのだが、せっかくのチャンスだからと言っていた。個人的に闘牛が大好きだというスペイン人に出会ったことがない。だんだんに廃れていくのではないだろうか?

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闘牛博物館には、有名な闘牛士の胸像や勇敢に戦った牛の剥製(頭の部分だけ)もあった。美しく着飾った男女でにぎわう闘牛場の様子を描いた絵画もあり、昔は重要な社交場だったことがわかる。が、闘牛場内に、殺されたばかりの牛の解体をする場所があるとか(食肉マーケットで販売される)、闘牛士の怪我のために、常に医者や看護師が控えていて、専用の門からアレーナに入ってくるとか、ちょっとどうかと思った。

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